大久野

 1981年当時ED16は五日市線を一往復していました。五日市駅手前で本線と別れ、岩井支線に入り急な坂を駆け登り、大久野駅を一旦通過。更に坂を登り工場に入り、再び大久野駅付近に戻りました。その後約2時間停車し、夕刻に拝島に戻る運用でした。岩井支線は昭和46年まで旅客営業をしており、大久野と武蔵岩井の2つの駅があったそうです。私がED16の撮影に訪れていた当時も大久野の駅舎は(下の写真ではED16の右横の建物)残っていて、今にも茶色い旧型電車が来るのではないかという雰囲気を醸し出していました。停車時間が長いので、いろいろな角度から撮影したり、ED16を触れたりすることができるのも大久野の魅力でした。線路内に立ち入って撮影したり、触ったりしても一度も機関士さんにとがめられたことはありませんでした。撮影した帰途にはほのぼのとした心地よさと満足感を得られる大久野は私のお気に入りの撮影ポイントの一つでした。

                    
                
                       
 
私が初めて大久野に行ったのは1981年2月11日。出迎えてくれたのは14号機。




近所の子どもたちがED16の周りで遊んでいました。
写真を撮らせてと言うと恥ずかしそうに並びました。
今は20代後半か30才くらいになったのでしょうね。


















ホーム側から。



近所の方でしょうか、親子連れの姿もありました。




順番が前後しますが、大久野の駅舎に停車前、武蔵岩井寄りの工場から下りてくる9号機。




2時間の停車後、大久野を後にし、五日市線に合流する9号機。
左の線路の先が武蔵五日市駅。


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